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    以前見た映画 | comments(4) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ククーシュカ ラップランドの妖精
    ○KUKUSHKA・THE CUCKOO(2002)
    ○104min/ロシア/公開シネカノン2006/03/25
    ○ドラマ/戦争/コメディ[◆◆◆◆◆◇]5/6


    第2次世界大戦、ロシアとフィンランドの戦争の最中、母国を裏切ったとして秘密警察に連行されるロシア人イワンと、同じく母国に非協力的なフィンランド人ヴェイッコ。共に軍を追われるが、辛くも逃れる。そして、イワンとヴェイッコは、ラップランドに独りで暮らす未亡人・アンニに世話になることに・・・

    鎖で繋がれた戦場の岩場からの脱出、秘密警察に護送される中の襲撃と、リアリティ溢れる序盤

    サーミ語・フィンランド語・ロシア語と、全く言葉が通じない3人が送る奇妙な共同生活。本人達は至ってまじめなのだが、言葉が通じないコミカルさを演出しながら、彼らの戦争に対する思いや人生観を語らせたり、4年も”ごぶさた”なアンニと男性二人の愛憎を描く手法がなかなか面白い中盤

    そして終盤は、一転してファンタジックな世界へ・・・、と言うよりはラップランドに古来よりあったシャーマニズムの儀式の世界へと突入する。

    なんとも不思議な作品です。見終わった後は、ふんわかした気分になりましたが、なにを物語ったのかを考えると、良くわからない感じ。

    ただ、敢えて言うなら、国家と国家の渦に巻き込まれた現代人と、それとは遠いところにいるラップランドの原住民の交流を通して語る、近代国家に対するアイロニーと取れなくもありません。

    アンニは、古代ラップランドを象徴するシャーマン的存在で、自然と共存共栄していることから、近代国家とは対峙する存在。
    自分の主張のみを通そうとする”言葉が通じない同士の”ロシア人とフィンランド人は、理解より利権を優先する近代国家を象徴してるように思えます。

    アンニが、無益な戦いで死にかけたロシア人を、自然の恵(トナカイの血と乳)で救い、思い込みと嫉妬で傷つけられたフィンランド人を、精霊の力(シャーマンの儀式)で、生き返らせる姿は、愚かな行為を繰り返す現代人を、大自然がいさめてる姿にも映ります。

    今、日本ではスピリチュアルな世界を見直す人が増えています。言わずもがな、科学的なもの以外を切り捨ててきたことの反動なのでしょう。
    ロゴシュキン監督は、人間が”大自然のしがらみから抜け出した”などと思ってはいけない。あくまでも大自然の一部だと、語りかけてくれたのかもしれません。

    余談ですが、物語が進むにつれてアンニがとってもキュートになっていった気がします。やっぱり、世の中、男と女ですね・・・

    監督: アレクサンドル・ロゴシュキン
    脚本: アレクサンドル・ロゴシュキン
    出演: アンニ=クリスティーナ・ユーソ(アンニ)
    ヴィッレ・ハーパサロ (ヴェイッコ)
    ヴィクトル・ブィチコフ( イワン )
    | 以前見た映画 | 18:54 | comments(4) | trackbacks(0) | |
    以前見た映画 | comments(14) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    善き人のためのソナタ
    ○DAS LEBEN DER ANDEREN/THE LIVES OF OTHERS
    ○2006/138min/ドイツ/ドラマ[◆◆◆◆◆◆]6/6
    ○公開アルバトロス・フィルム/公開2007.02.10

    シュタージ(旧ドイツ秘密警察)の一員であるヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)が、彼の監視下にある芸術家 ゲオルク・ドライマン(セバスチャン・コッホ)とクリスタ=マリア・ジーラント(マルティナ・ゲデック)の盗聴を行ってるうちに、監視を指示した大臣の傲慢さに較べると、はるかに志の高い芸術家達に徐々に共鳴することに。
    いつしか大尉は、自分の身に降りかかる危険を冒しながらも、芸術家達にシュタージの手が及ばないように手を尽くすのだが・・・

    「善き人のためのソナタ」とは、いかにも日本らしい婉曲的な邦題です。原題を直訳すれば「他人の命」。直接的な表現かもしれませんが、まさにこの映画のテーマそのものなんだと思います。
    旧東ドイツの秘密警察(シュタージ)の取材を綿密に進めてきたフロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク監督が、その取材を元に新たに物語として作り上げたドラマで実話ではないとの事ですが、シュタージの有様や旧東ドイツ体制の閉塞感が上手く表現され、人としてあるべき行動した人だからこそ持ちえる、崇高さという精神的美しさをヴィースラー大尉に投影してくれました。

    旧体制下で弾き飛ばされ、新生ドイツになってからもまともな職にもつけない(秘密警察だったから?)大尉。
    ラストシーンは、気高い気持ちを持って生きることの素晴らしさを感じさせてくれたような気がします。「善き人」であることは難しいかもしれませんが、そうありたいものです。

    監督: フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
    製作: クイリン・ベルク 、マックス・ヴィーデマン
    脚本: フロリアン・ヘンケル・フォン・ドナースマルク
    撮影: ハーゲン・ボグダンスキー
    衣装: ガブリエル・ビンダー
    編集: パトリシア・ロンメル
    音楽: ガブリエル・ヤレド、ステファン・ムーシャ
    出演:
    ウルリッヒ・ミューエ (ヴィースラー大尉)
    マルティナ・ゲデック( クリスタ=マリア・ジーラント)
    セバスチャン・コッホ( ゲオルク・ドライマン)
    ウルリッヒ・トゥクール (ブルビッツ部長)
    トマス・ティーマ
    ハンス=ウーヴェ・バウアー
    フォルカー・クライネル
    マティアス・ブレンナー
    | 以前見た映画 | 00:52 | comments(14) | trackbacks(0) | |
    以前見た映画 | comments(6) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    冒険者たち
    ○LES AVENTURIERS/THE LAST ADVENTURE
    ○フランス/110min/青春/ドラマ/アドベンチャー/名作
    ○公開1967/05
    アラン・ドロン、リノ・ヴァンチュラ、ジョアンナ・シムカスが共演する名作 ”冒険者たち”
    ご存知の方も多いと思いますが、ストーリーの概要は・・・
    パイロット、レーシングカーの開発、前衛芸術家として各々の道を切り開こうとしていた、マヌー(ドロン)、ローラン(ヴァンチュラ)、レティシア(シムカス)の3人が、夢に行き詰まり、心機一転を掛けてコンゴ沖の財宝探しに・・・そこには大きな夢と危険がはらんでいた。
    という内容です(簡単すぎる説明ですが)。

    この作品は観てるはずなのですが、ローランとレティシアのボートでの会話と要塞のラストシーンしか記憶になかったんです。公開40周年記念ということで、雑誌の写真に載っていたジョアンナ・シムカスに目が留まり、改めて全編通して観てみました。

    この作品の魅力はやはり、ローランの人間的魅力を中心とし集まった3人の友情なのでしょうね。ボートでレティシアがローランに語った心情をずっと胸に秘めていたローランの男気、レティシアの夢をかなえようとしたローラン、そしてラストシーンのマヌーとローランの会話は心に残ります。

    レティシア役のジョアンナ・シムカス、その中性的な魅力は40年の時を感じさせません。カナダでモデルをしてた時に、ゴダールに見初められて女優になったそうでが、やはり特別なオーラを発していたのでしょう。男女間の友情、そして男の友情というこの作品のテーマに、その中性的な魅力が存分に生かされ、マヌーとローランとの男女3人の関係が自然に感じられたのは、彼女だからこそなのかも知れません。

    フランソワ・ド・ルーベの独特な音楽の使い方が時代を感じさせますが、三者三様の個性が通じ合い引き寄せあう姿や、チャレンジ精神の表現が、ストレートに描かれていて、好感がもてるのも作品の魅力です。やはり、古さを感じさせない名作だと思います。


    監督: ロベール・アンリコ
    音楽: フランソワ・ド・ルーベ
    出演: アラン・ドロン
    リノ・ヴァンチュラ
    ジョアンナ・シムカス
    セルジュ・レジアニ
    | 以前見た映画 | 18:33 | comments(6) | trackbacks(0) | |
    以前見た映画 | comments(6) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ライアンの娘
    ○RYAN'S DAUGHTER
    ○ドラマ/ロマンス[名作]
    ○1970イギリス/195min 公開MGM

    第1次大戦のアイルランドの田舎町での出来事。
    あこがれの先生と結婚したロージー、でも結婚後の生活にはなぜか満足できない。自分でも良く分からないもやもやした気持ちを抱えていたときに、脚を負傷しこの町の英国軍駐屯地へ赴任してきたランドルフと出会う。出逢った瞬間から恋に落ちた二人は、逢瀬を重ねてゆく・・・

    アイルランドの独立運動にも巻き込まれ、ロージー夫妻とランドルフの運命は大きく変わってゆくのだが・・・

    【正直、このラブシーンは美しかった】

    この作品を単なる不倫の映画だという人はあまりいないと思いますが、男と女はほんと難しい!

    男女の出会いはままならぬもの。ほんとうにマッチングした人と出会えるタイミングというのは少ないでしょうし、両者の想いが同じとは限らないから困ったもの。

    この映画の年の離れた夫婦、チャールズ(ロバート・ミッチャム)とロージー(サラ・マイルズ)の場合もそう。 ロージーにとってチャールズは憧れの対象であり、チャールズにとってロージーは、娘にも似たある意味父性愛に近い感覚の想いでした。

    でも、きっとロージーは母性愛が強かったのでしょう。全線で負傷し、精神的に参っていたランドルフ(クリストファー・ジョーンズ)に強く惹かれて行き、ランドルフも、きっと故郷の妻には無かったと思われるロージーの優しさに包まれて行きます。

    そんな中、アイルランドの独立運動家達が武器を持ち込むために、港町であるこの村に入り込んでくる事件が起こり、職も無く貧困にあえいでいた群集ヒステリーにより、ロージーはとんでも無い目にあうことに・・・

    最後までロージーを見守ってくれたのは夫チャールズと神父(トレバー・ハワード) 、そして言語障害をもったマイケル(ジョン・ミルズ)。
    ランドルフを含め、この4人ひとりひとりのロージーに対する想いを比較すると、デヴィッド・リーン監督が描きたかったであろう、人を愛する想いの違いが良く分かってきます。

    ところで、ロージーの父ライアンは、独立運動家と村人のはざ間で娘を救うことは出来なかった人だし、彼女とは深く関わってこない。なぜ、題名がライアンの娘(原題も同じ)なのかちょっと疑問も持ちました(笑)

    顔写真は上から
    ロージー(サラ・マイルズ)、チャールズ(ロバート・ミッチャム)、神父(トレバー・ハワード)、ランドルフ(クリストファー・ジョーンズ)、マイケル(ジョン・ミルズ)

    そして、この映画の醍醐味は、素晴らしいアイルランドの海岸線の自然美を描いた映像の美しさです。

    半分はこれに魅せられたといっても過言ではないほど。ハイビジョンでみたせいもあるのでしょうが、この美しさは必見です。ハイ。

    監督: デヴィッド・リーン
    撮影: フレディ・ヤング
    出演: ロバート・ミッチャム
    サラ・マイルズ
    トレヴァー・ハワード
    ジョン・ミルズ
    | 以前見た映画 | 18:22 | comments(6) | trackbacks(0) | |
    以前見た映画 | comments(4) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ホテル・ルワンダ
    ○HOTEL RWANDA
    ○ドラマ/サスペンス/戦争[◆◆◆◆◆◇5/6]
    ○2004/イギリス・イタリア・南アフリカ/122min
    ○2006/01/14日本公開・メディア・スーツ=インターフィルム

    ジェノサイド(大量虐殺)、この人間の暴挙はどうして起こるのでしょうか。歴史的にも繰り返し行われてきたジェノサイド、この映画では民族浄化という形で現れていますが、歴史上途絶えた事がない愚行を歴史的必然などと表現してる人もいますが、ひどい話です。

    映画の舞台となったルワンダの内戦で、一説では100万人が犠牲になったとのこと・・・信じられない数です。
    この紛争の少し前、多国籍軍とゲリラの市街戦を描いた「ブラックホーク・ダウン」という映画でも描かれているソマリア紛争で、人道支援に失敗した国連軍が、その経験からルワンダから引いてしまったのが虐殺を拡大させたとも言われています。

    国連軍オリバー大佐の「白人たち(だったかな?)は、ニガーでさえもないブラックをゴミだと思ってる」というセリフは、この引き上げがいかにむごいものかを表現してるようでした。

    ルワンダは、ドイツに植民地化された後、第一次世界大戦でベルギーの植民地になり、1962年に独立したものの、この紛争は比較的裕福で牧畜民のツチ族(少数派民族で10%を占める)貧困層が多い農耕民族のフツ族(多数派民族90%)の対立を煽った植民地政策の結果でもあるのです。
    特にベルギー支配時には民族を示すIDカード(映画の中でもID提示を求められる場面が出てきます)まで作る徹底ぶりです。
    ルワンダの隣国ブルンジでは今なおツチ族とフツ族の抗争が続いてるとのこと。

    ルワンダの隣国には、「ラストキング・オブ・スコットランド」の舞台となったウガンダがあり、この国も無関係ではなかったようで、中央アフリカの紛争は隣国同士も絡みあった、とても根深いもののようです。

    実在するポール・ルセサバギナ(ドン・チードル)は、その大量虐殺の中、自分が支配人を勤めるホテル“ミル・コリン”に約1200人を保護し、彼らを虐殺から救うことになります。
    この映画は、あえて虐殺のシーンを控え、いかにして彼が人々を救ったのかを、当事者の視点で描いています。残虐シーンもほとんどなく、ポールがした事に焦点を当てているので、画面から目を背けずにきちんと見ることが出来たのだと思います。
    国連軍のオリバー大佐にニック・ノルティ、報道カメラマンにホアキン・フェニックス、ノンクレジットですが、ホテルの社長にジャン・レノが登場しているのも見所のひとつです。

    監督: テリー・ジョージ
    脚本: テリー・ジョージ
    ケア・ピアソン
    音楽: ルパート・グレグソン=ウィリアムズ
    アンドレア・グエラ
    出演: ドン・チードル ポール・ルセサバギナ
    ソフィー・オコネドー タチアナ・ルセサバギナ
    ホアキン・フェニックス ジャック・ダグリッシュ
    ニック・ノルティ オリバー大佐
    ジャン・レノ
    | 以前見た映画 | 01:04 | comments(4) | trackbacks(0) | |
    以前見た映画 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    トータル・リコール
    ○TOTAL RECALL
    ○SF/アクション[◆◆◆◆◆◇5/6]
    ○1990アメリカ/113min/日本公開1990/12
    火星の夢にうなされる肉体労働者のタグ、最新の技術を応用したリコール社の記憶を植えつける旅で火星旅行を擬似体験した時から何者かに命を狙われ始める。記憶はなくとも体の反応は常人ではない。本当の自分は何者なのか火星にヒントがあると火星へ飛びたち、本来の自分と対峙することに。

    東西ドイツが統合された年と言ったほうがわかりやすいかもしれませんが、17年前の1990年のSF映画です。「ブレードランナー」の原作者でもあるアメリカのSF作家、フィリップ・K・ディックの短編「記憶を売ります」の映画化で、ロボコップ (1987)、氷の微笑 (1992)、スターシップ・トゥルーパーズ(1997)、インビジブル (2000) を手がけたポール・ヴァーホーヴェン監督の作品です。 以前から何度も映画化の話はあったもののなかなか実現せず、主役のアーノルド・シュワルツェネッガーが企画を推進し、当時ロボコップで成功した同監督を起用したとのこと。
    「記憶を植えつけることによる旅行」、「火星の環境を変えてしまうダイナミックな展開」という発想の面白さ、「平凡なはずの自分が実は有能なエージェントだった」とか「庶民には夢の旅行先だった火星で、自分が活躍していた」ことなど変身願望、ヒーロー願望をくすぐるプロットに乗って、軽快なアクションが続くストーリーはとても魅力的。

    特に記憶に残っているシーンは、火星へ行く宇宙船に乗るときの持ち物検査。骨まで透けて見える探査装置のシーンは、追跡劇の中で、ふっつと息が抜ける滑稽さと科学の進歩への憧れを想起させるもの。
    そして太ったおばさんに変身した装置が故障して、顔の部分が分割されて開いてゆくシーン。今の様にCGでなんでも出来るという時代ではなかっただけに、当時としてはどうやってるのかなぁと驚きの眼で観ていたのを覚えています。そうそう、火星のレジスタンスの指導者であるミュータントの正体が出現したシーン。これも記憶に残ってます。こういった指導者は意外な姿で過ごしているのが常ですが、いかにもミュータントらしく、なるほどねーと思わされる姿。ただ、エスカレータで人間を銃撃の盾にしたり、銃撃で倒れた人の上を駆け抜けるシーンを、コメディタッチで描いているのはいただけない。

    シュワルツェネッガーを追跡するのは、冷徹な悪役としてはピカいちのマイケル・アイアンサイド。あの顔でシュワルツェネッガー追い詰めてゆく姿はやはり鬼気迫るものがあります。そして、当時32歳のシャロン・ストーンは、美しい奥さん役なのですが、どうも奥さんという感じからは程遠い。実際は奥さんではなかったのですからいいのですが・・・、魅惑的でしたが、ちょっとこの映画の世界には異質な感じがしたのを覚えています。

    いずれにせよ、軽快なアクション映画と、アイデンティティを主題としたSF小説のプロットが巧妙にマッチした秀作として記憶に残る作品です。




    監督:ポール・ヴァーホーヴェン
    原作:フィリップ・K・ディック
    撮影:ヨスト・ヴァカーノ
    特殊メイク:ロブ・ボッティン
    音楽:ジェリー・ゴールドスミス
     
    出演:アーノルド・シュワルツェネッガー ダグ
       レイチェル・ティコティン メリーナ
       シャロン・ストーン ローリー
       マイケル・アイアンサイド リクター
       ロニー・コックス コーヘイゲン
       マーシャル・ベル ジョージ
       メル・ジョンソン・Jr ベニー
       マイケル・チャンピオン
       ロイ・ブロックスミス
       レイ・ベイカー
    | 以前見た映画 | 00:08 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    以前見た映画 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    オランダの光
    ○オランダの光
    ○HOLLANDS LICHT
    ○ドキュメンタリー/アート[◆◆◆◆◆◇5/6]
    ○2003オランダ/94min/セテラ/公開2004/11/03
    フェルメールやレンブラントの時代からオランダの絵画に存在する透明感のある ”オランダの光” を、芸術家や科学者、美術史家のインタビューを中心に、プロバンスやアメリカロケ、現在のオランダの風景、そしてその光を描いた絵画を織り交ぜながら紐解いて行こうとする作品。
    大分前にみたのですが、なかなか興味深い作品でした。
    オランダの地形、エイゼル湖の干拓、気候や大気の状態、観察者の視点の違いによって光が及ぼす風景を色々な見方で考えて行きます。フェルメール、モンドリアン、ゴッホ、ヴェイッセンブルッフなどの絵を光の捉え方で語って行く手法も新鮮でしたが、ヨーロッパを渡り歩くトラック運転手へのインタビューが面白かったです。考えてみれば、彼らは各地のさまざまな時間帯の光を一番体験してるのかもしれませんからね。

    映画の中で、芸術家のロバート・ザントフリート(「プラトーン」のウィレム・デフォーに似てたなぁ)が、「イタリアの絵は常に物語を語るべく描かれている感じがする。でもオランダの絵は窓から外を眺めるような感じ。」と言ってましたが、ちょっと面白い言葉です。その時代や個人を取り囲む環境だけではなく、その土地にもたらされる光の量や質が、絵画の方向性に影響を与えているという意味深な言葉ですからね。

    以前、趣味でCGをやっていた時、レンダリング(光源の数や位置を決めて画像を作成することですが…)をする段階で、コンピュータの力のみで自然の光の拡散や反射を作ることはほんとに難しいことだとわかりました。ラジオシティと言う膨大な計算を必要とする方法がありますが、それをしても(当時は)自然の光の表現力には到底及ばないものでした。
    それを思うと芸術家の光を捉える直感と表現力。やはり人間のアナログ的な力のもつ素晴らしさには感嘆せざるを得ません。

    時にはこんなドキュメンタリー映画を観て、絵画を今までと違った視点で観るのも面白いです。


    オランダの光を語る人たち(登場順)
    芸術家:ヤン・アンドリーッセ
    芸術家:ロバート・ザントフリート
    気象学者:ギュンター・ケンネン
    芸術家:ヤン・ディべッツ
    天文物理学者フィンセント・イッケ
    芸術家:ジェームズ・タレル(米国)
    美術史家:エルンスト・ファン・デ・ヴェーテリング
    美術史家:スヴェトラナ・アルパース


    監督: ピーター=リム・デ・クローン
    製作: ピーター=リム・デ・クローン
    脚本: マールテン・デ・クローン
    ヘリット・ウィレムス
    撮影: パウル・ファン・デン・ボス
    | 以前見た映画 | 02:50 | comments(2) | trackbacks(0) | |