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    DVD・TV鑑賞 | comments(4) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    シリアの花嫁
    シリアの花嫁(2004/イスラエル・フランス・ドイツ)
    THE SYRIAN BRIDE
    97min/公開2009.2.21/ドラマ


    イスラエルに占領されているゴラン高原。占領されて無国籍となってしまったイスラム人がシリアに嫁ぐ物語。

    シリアに行くことはシリア国民となることであり、もうゴラン高原には戻れない。つまり家族とは二度と会えないので、複雑な心境の花嫁。

    父親は反政府の運動をしているし、兄はロシア人と結婚して8年ぶりに戻ってくるが父親はロシアに逃亡したとしてこの息子を許していない。もう一人の兄は、どうも怪しい仕事をしてるらしい。

    結婚している姉は夫の、つまりこの村の男性の女性に対する偏見に耐え切れず新たな出発を目指している。こんな設定なかでゴラン高原の状況を描いているのがとても面白いし、ドラマとしてもとてもよく仕上がっている。

    政治的には同じ状況に中にいる彼らでも、自分の人生で何を選択してゆくのかは各々の世代、性別によってやはり違う。父の世代はイスラエルからの離脱を、子供たちは政治よりも自分の人生の充実を選択した。

    選択したものの違いによってばらばらになりかけた家族がモナの結婚を期になにかを取り戻しかける。そして、もっとも選択肢の狭い女性たちの象徴として、結婚するモナと姉のアマルが自分の人生に立ち向かってゆく姿を描くところで物語は終わる。

    マクロな世界では占領、被占領という現実がありこのイスラム人たち(イスラム教ドゥルーズ派)も生活の根幹はそれに支配されているが、その状況の中でひとりひとりがどう生きるか。家族の心のつながりがいかに大切なものかを描いているところが心を揺さぶる。

    この作品エラン・リクリス監督は昨年パレスチナでレモン果樹園を営む女性の戦いを描いた『レモン・ツリー』という作品でも国際的評価を得た。主演は「パラダイス・ナウ」のヒアム・アッバス。
     
    監督: エラン・リクリス
    脚本: スハ・アラフ エラン・リクリス
    出演: ヒアム・アッバス(アマル)
        マクラム・J・フーリ(父・ハメッド)
        クララ・フーリ(花嫁・モナ)
    | DVD・TV鑑賞 | 23:14 | comments(4) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    山のあなた 徳市の恋
    JUGEMテーマ:映画
     山のあなた 徳市の恋
     2008年・日本/94min/2008.5.24公開
    恋心っていうのは、ほんとに人をかえてしまうもので、これればっかりは時代が違ってもかわらないことのようです。

    ひとは関係性のなかで存在するのもで、自我なんて存在するかどうかあやしいものなんだよ。なんてよくいわれますが、自分を振り返ってみても確かに頷けるはなしで、自我と思っているものの多くは、あくまでも関係性のなかでの自分の立ち位置にほかならないような気もしています。

    だから、強力な磁石のような関係性の恋心は、はた目では自分を見失なったように見えても、関係性がひとりの人に偏りすぎただけで、実は本人の根本的なところはほとんどかわってなく、恋心がさめてくれば関係性のバランスがもとに戻るわけですから、どうしてあんなに燃え上がったのだろうと思うようになるんだと思うんですね。

    まあ、恋心のことを話すのにそんなめんどくさい言い回しをしなくてもいいんですが(笑)、そういえば松山千春がコンサートでいってたなぁ。うろ覚えなんだけど、確か・・・おれは恋の歌をたくさんうたってるけど、恋心って言うのはほんとの一瞬だけのものなんだよな。でも、みんなその恋心のために一生懸命がんばるんだよなとかなんとか・・・男であれ女であれ、あの甘酸っぱさは、たまらない味なんです。だから、こういった作品は延々と作られて行くんでしょうね。


    映画のストーリーとしては、小さな温泉宿で按摩として生計を立てている徳市が、ある日ちょっとミステリアスで美しい一人旅の女性客に恋をしてしまいます。ただ、恋心を抱いているのは徳市だけではなくて、温泉客の男も彼女に想いを寄せ接近するものですから、徳市の心に火がついて、おまけに温泉街の窃盗事件ともあいまって想いが妄想に発展するという展開です。

    徳市を含めた按摩さんたちや、温泉客のユーモラスな描写と、のどかな温泉街の風情、男心をくすぐる素性がよくわからないが美しくやさしい女性に恋する男二人との切ない心のやり取りあたりが見所でしょうが、しかし、なんとなく男性が頭で考えた妄想パターンの現実離れしたお話の感じで、特に感銘を受けるものではありませんでした。女性からみるとどんな風にみえるのかも気になるところです。

    原作( 清水宏監督 「按摩と女(1938)」 )があって、それに忠実に作成したようですが、あの徳市を含めた按摩さんたちや、ハイキングの学生たちのコミカルなというかコント的な動きや、ミステリアスな女性、三沢美千穂を演じるマイコ(新人)の間のとりかたや棒読み的なセリフ回しは、当人たちの演技力ではなくて、原作を忠実に再現した結果なのでしょう。特にマイコの演技は、古い映画を見たときに感じる当時の女優さんから受けるちょっと不自然な感覚がそのまま感じられて、ノスタルジックな感じを出すことには成功したんじゃないかとは思います。



    監督: 石井克人
    出演: 草なぎ剛(徳市)
         加瀬亮(福市)
        マイコ(三沢美千穂)
        堤真一(大村真太郎)
    | DVD・TV鑑賞 | 01:07 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(0) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    デトロイト・メタル・シティ
    ○デトロイト・メタル・シティ(2008)
    ○日本/104min/公開2008.08.23(東宝)
    ○コメディ・音楽・青春


    出番は終盤のほんのちょっと歌っただけなのに・・・ただものじゃない!このジャック・イル・ダーク役と思ったら、なんとKISSのジーン・シモンズではないか!「デトロイト・メタル・シティ」うん、もしかしたら、彼らのヒット曲「デトロイト・ロック・シティ」からヒントを得たのか?と思って調べたらやはりそう。若かりしころ、いまでいうビジュア系(きっと元祖)のKISSに初めて出会った時はかなり衝撃的でした。歌舞伎の’くまどり’を連想させる化粧に破壊的なステージ。自分はもうすこし柔らか路線のハードロックにはまりましたが、KISSをあまり知らない人でも”I WAS MADE FOR LOVIN' YOU”はどこかで聞いてると思うし、いまでも現役の息の長いバンドです。

    原作の漫画は読んでません。以前TVで放映していたアニメバージョンをちょっと見たことがありますが、それとくれべると映画のほうはかなり柔らかく作ってあるかんじです。というより実写版ではだぶん無理。原作に近いアニメ、こちらのほうはけっこう過激なギャグ路線のものですけど、こういう路線のアニメ結構古くからありました。リアルだったら嫌悪感だらけ、だけどギャグマンガだけの世界なら許せるというギリギリ微妙な感覚。

    デスメタルの歌詞はかなり危ないもので、特にこの映画の「SATUGAI」なんかはとんでもない詩だし、DMC(デトロイトメタルシティ)のアルバムとしてだされた10タイトルの曲は、曲名だけみてもオイオイ大丈夫?と言うかんじ。コロシテシマエなんていう歌詞はとても受け入れられないけど、いくら隠そうとしても確かにある人間の醜い部分や押さえきれない欲望の部分を遠慮なくストレートに噴出させているのも事実、このストレートさと高速ビートのドラムとギターリフ、ダミ声っぽいバスの効いたボーカルがストレートさを増幅してある意味熱狂的なファン層を獲得してるのだと思う。大部分のファンもこのストレートさがもたらしてくれるスッキリ感が心地よいだけでこの歌詞をリアルに受け止めているわけではないと思いたい。それにしても、この増幅作用をもたらすビートは意外と体に響いていくるから面白い。


    監督: 李闘士男
    原作: 若杉公徳 (白泉社『ヤングアニマル』連載)
    出演: 松山ケンイチ 根岸崇一=ヨハネ・クラウザーII世
       加藤ローサ 相川由利
       秋山竜次 西田照道=カミュ
       細田よしひこ 和田真幸=アレキサンダー・ジャギ
       大倉孝二 DMCのファン
       岡田義徳 DMCのファン
        松雪泰子 デスレコーズ社長
       ジーン・シモンズ (ジャック・イル・ダーク)

    オフィシャル・サイト
    JUGEMテーマ:映画


    | DVD・TV鑑賞 | 18:22 | comments(0) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    西の魔女が死んだ
    ○西の魔女が死んだ(2008)
    ○ドラマ/日本/115min/公開2008.06.21



    この映画、原作は梨木香歩『西の魔女が死んだ』。日本児童文学者協会新人賞など受賞し、100万部超えるベストセラー・・・だそうです。といってもわたしは読んだことがないのですが、人が生きることの「強さ」「優しさ」「楽しさ」「希望」といった「生きる楽しさを」伝える本だとか。

    しかし、原作は読んでなくとも、その伝えたいことは十分表現できた映画じゃないかと思います。登校拒否に陥った少女が、自然に囲まれた西の魔女ことイギリス人のおばあちゃん(サチ・パーカー)のところで1ヶ月ほど生活を共にする中で、いろんなことを学んでゆきます。おばあちゃんは魔女修行ということで少女まい(高橋真悠)に規則正しい生活や、ジャムつくりやハーブや畑、ご近所との接し方を通して大切なことを伝えてゆきます。

    サチ・パーカー演じるおばあちゃん、最初は娘<ママ>(りょう)との会話のテンポが合わないので、おや大丈夫かなと思ったのですが、孫<まい>との二人の生活に入るとその上品な日本語の語り口がとっても映画の雰囲気にあっていてよかった。この役にピッタリはまった感じです。

    現代の文化はあまりにも都市の文化に侵食されてるような気がするのは自分だけじゃないと思いますが、西の魔女が好むような、今風にいえばスローライフの文化はなんとも豊かに感じられます。裏山から摘んだイチゴで作るジャム、庭で鶏が産むタマゴ、野菜につく青虫やミミズ、漆黒の闇、数メートル先も見えなくなる霧、森のざわめき・・・こんな自然とじかに接し、おばあちゃんの愛情に包まれることで、生きることの本質を学んでゆくまい。その魔女修行は西の魔女の死によって完結します。

    「強さ」は自分で考え自ら行動する意思の力で、「優しさ」は憎悪やねたみにこころを奪われないことで、「楽しさ」は毎日のちょっとした変化を喜ぶことで見出す。そして、それらが「希望」に繋がってゆく。この作品はそんなメッセージを伝えてくれてるのでしょう。

    監 督: 長崎俊一
    原 作: 梨木香歩『西の魔女が死んだ』(新潮文庫刊)
    主題歌: 手嶌葵『虹』
    出 演: サチ・パーカー【おばあちゃん】
        高橋真悠【まい】
        りょう【ママ】
        大森南朋【パパ】
        高橋克実【郵便屋さん】
        木村祐一【ゲンジ】

    オフィシャル・サイト
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    | DVD・TV鑑賞 | 00:13 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    彼女を見ればわかること
    ○彼女を見ればわかること(1999)
    ○THINGS YOU CAN TELL JUST BY LOOKING AT HER
    ○ドラマ/アメリカ/110分/ 公開2001.05.19


    かなり前にみたことのある作品ですが、「サンダンスNHK国際映像作家賞」の特集で最近NHKで放送されたものを、あらためてみることになりました。監督・脚本はロドリゴ・ガルシア。最近上映された「パッセンジャーズ」、2006年に公開された「美しい人」の監督です。ノーベル賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの息子といったほうがピンと来る人が多いかもしれません。オムニバス形式なので物足りないという方も多いのですが、わたしは彼の脚本・監督作品が好みです。「美しい人」もそうでしたが、この作品はあくまでも女性のこころを中心に描いたものです。

    人生のなかでは、孤独なんて無縁な時期、孤独でどうしようもない時期があるもの。これは女性だけではないのですが、男性と女性の孤独の感じ方は微妙に違いがあるようです。
    グレン・クローズ演じるエレインは女医ですが、母親の介護という制約に阻まれながら、人生を共にできる男性とのめぐり合いを求めています。ホリー・ハンター演じる銀行の支店長のレベッカは、仕事のために結婚をあきらめてきたのでしょうか、不倫の相手との埋めようのない距離に限界を感じています。キャシー・ベイカー演ずる息子と二人暮らしのローズは、しだいに親ばなれしてゆく息子に寂しさを感じるなか、越してきた隣人に気持ちが揺らぎます。 キャリスタ・フロックハート演じるクリスティーンは、恋人の女性と暮らす占い師ですが、不治の病で弱ってゆく恋人の世話をしながら来るべき孤独にさいなまされています。 姉と二人暮らしのキャメロン・ディアス演じる盲目のキャロルは、一人では生きてゆけないが、そのために姉を拘束してしまってるのではないかという想いと、成就しない恋に苦しみます。その姉刑事のキャシーを演じるエイミー・ブレネマンは、そんな妹を気遣い、男性との付合いは妹には知られないように気遣うのです。

    深い絆を持つ登場人物は、その絆が生きる力でありながら、自分を拘束する要因でもあり、どうしようもない絆が生む孤独にこころを乱します。絆を築けない登場人物は、自らのこころから締め出し、覆い隠してきた絆がいかに大切かを思いらされ、絆から取り残された自分に気づき孤独をかみ締めます。

    孤独から立ち直るのには自らの気持ちを建て直し、新たな行動を起こすことが大切です。映画の中にそんな光を感じ、ハッピーになる登場人物に自らの身をおき、逃避する自分に心地よさを感じることも多く、それはそれで映画の素晴らしさだと思いますが、この映画はその孤独のさなかか、立ち直る芽を感じさせてくれるところでエピソードを括っています。それがこの映画に物足りなさを感じる人がいる要因かもしれませんが、逆にわたしはこの余韻が好きです。

    まったく同じケースではないにしても、きっと、どんな人でも彼女達の孤独のどれかのケースに当てはまる時期があるのだと思います。それがこの映画に共感を呼び起こすのでしょうし、多くの女優がロドリゴ・ガルシアの作品に是非出たいといわせしめる魅力なのでしょう。
    監督: ロドリゴ・ガルシア
    脚本: ロドリゴ・ガルシア
    出演: グレン・クローズ【エレイン】
       ホリー・ハンター 【レベッカ】
       キャシー・ベイカー【ローズ】
       キャリスタ・フロックハート【クリスティーン】
       キャメロン・ディアス【キャロル】
       エイミー・ブレネマン【キャシー】
       ヴァレリア・ゴリノ
       エルピディア・カリーロ
       マット・クレイヴン
       グレゴリー・ハインズ
       ダニー・ウッドバーン
       ノア・フレイス
    JUGEMテーマ:映画


    | DVD・TV鑑賞 | 17:48 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    恋愛小説家
    ○恋愛小説家(1997アメリカ・138min)/AS GOOD AS IT GETS
    ○ドラマ/1998.4公開
    嫌われ者がみせる意外な優しさは、ジャック・ニコルソンのはまり役といってもいいかもしれませんね。精神的に病んでるとはいえ、あの我の強さはアメリカ人の気質なのでしょうか?などというとアメリカ人に叱られてしまいますが・・・

    最近、「アメリカンアイドル」というスター誕生の番組を見て感じたこと。予選では色んなレベルの人がトライするのですが、誰がみても「声は出てないし音程は外してるし、歌手は無理でしょう?」と思える人でも、審査で落とされると、「どうしてわたしの良さがわからないの?」「審査の基準がわからない」「わたしは決して歌をあきらめない!」と悪態をつく人が多い。思ったより根拠のない自信家が多いことに気がついたものですから、ちょっとアメリカ人に偏見を持ってしまって。実際はまともな人が多いと思いますけど(笑)。

    まあ、それはそれとして、人間人徳のあるひとは別として、頭のつかえが減れば減るほど我がままさが露呈してくるもの。ましてや売れっ子小説家ともなるとそのパワーは強力なはず。ニコルソン演じる恋愛小説家は、その異常なほどの我がままさと潔癖症の性格で皆に嫌われるわけですが、やはり孤独には弱い。凋落した隣に住む画家の孤独さがよくわかる。我がままな子供を上手にあつかうママのように、自分の弱さを理解してくれる女性に惹かれる。でも人付き合いではかなり不器用な彼。その彼がカフェにつとめる女性(ヘレン・ハント)と、隣人の画家(グレッグ・キニア)と接点を持ち、ぎこちないながらも心温まるココロのやり取りの妙が素敵な作品です。

    1998年公開ですから、ずいぶんと前の作品です。11年前といえば、ほぼ一回り前の年。勢いのある年齢の時にみてもよさが分からなかったかもしれません。ということは、いまはだいぶ枯れてしまったということか?いやいや、まだまだ好奇心旺盛(なんて、虚勢を張ってる?)な年頃ですが(笑)、味のある良い作品だと思えるのは、本当の孤独が良く分かる年になったということかもしれないですね。


    監督: ジェームズ・L・ブルックス
    出演: ジャック・ニコルソン
        ヘレン・ハント
       グレッグ・キニア
       キューバ・グッディング・Jr
    | DVD・TV鑑賞 | 23:13 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(4) | - |author : J.T. | |
    あの頃ペニー・レインと
    ○あの頃ペニー・レインと/2000年アメリカ/ALMOST FAMOUS
    ○123min/公開2001.03.17/ドラマ・青春・音楽
    16歳でローリングストーン誌のスタッフとなった監督キャメロン・クロウの青春の思い出をつづった作品。脚本も手がけたこの作品でアカデミー賞を獲得しています。このほかに代表作は、エリザベスタウン(2005)、バニラ・スカイ(2001)、ザ・エージェント(1996)。

    架空の「スティルウォーター」というバンドのツアーに同行取材した主人公が、バンドリーダー ラッセル(ビリー・クラダップ)のグルービー ペニーレインに甘い恋心を抱くという物語。邦題に使われているペニーレイン(Penny Lane)で、ビートルズの曲を連想したひとが多いいかもしれないけど、たぶん関係はないんでしょうね(汗)。原題の「ALMOST FAMOUS」じゃなんのことか分からないからペニーレインという響きをキャッチにつかったのかな?なんて思いながら観ていました。

    公式ページの解説にあるような監督のほろ苦い恋の物語というよりは、あのころのロックグループを取り巻く状況に興味をもってみていたという感じです。同じローリングストーン誌の写真家だったアニー・リーボビッツの若いころを連想しながらみてたので、彼らの行動もなんとなく読めたのと、当時の監督と同じ目線で少年時代を振り返るような年代になったから最後までしっかりみれたのかもしれないです。シーンのところどころを覚えていたので、多分過去に何度かみていると思うのですが、その作品がちゃんと体に入ってくる年齢ってあるもんですね。

    映画の中で使われている曲は下記の通りですが、知らなくても全く問題ありませんし、あまり気にならないほどの使われ方です。ただ、架空のバンド「Stillwater」の曲はピーター・フランプトンが書き下ろしたらしいです。そうそう、映画の最初ほうで主人公のウィリアムが姉からアルバムをプレゼントされて、一枚いちまいアルバムのめくるのですが、そのアルバムジャケットに「懐かしい!」って叫ぶ人もいるかもしれません。それと、ウィリアムのお母さんが、サイモンとガーファンクルのアルバムジャケット<”BOOKENDS”左写真>の二人の目を指して「マリワナづけの目よ」って言ったのには爆笑してしまいました。

    脚本賞を撮ったのには頷けるし、ある意味ハッピーエンドでもあるわけなので面白かったです。脇役のフランシス・マクドーマンドフィリップ・シーモア・ホフマンが光っていたのは言うまでもありません。はい。

    "America" Simon & Garfunkel/"Sparks" The Who/"It Wouldn't Have Made Any Difference" Todd Rundgren/"I've Seen All Good People:Your Move" Yes/"Feel Flows" The Beach Boys/"Fever Dog" Stillwater/"Every Picture Tells A Story" Rod Stewart/"Mr. Farmer" The Seeds/"One Way Out" The Allman Brothers Band/"Simple Man" Lynyrd Skynyrd/"That's The Way" Led Zeppelin/"Tiny Dancer" Elton John/"Lucky Trumble" Nancy Wilson/"I'm Waiting For The Man" David Bowie/"The Wind" Cat Stevens/"Slip Away" Clarence Catter/"Something In The Air" Thunderclap Newman

    監督/製作/脚本: キャメロン・クロウ
    出演: パトリック・フュジット(ウィリアム・ミラー)
       ケイト・ハドソン(ペニー・レイン)
       ビリー・クラダップ(ラッセル・ハモンド)
       フランシス・マクドーマンド(エレイン・ミラー)
       フィリップ・シーモア・ホフマン(レスター・バングス)
    JUGEMテーマ:映画


    | DVD・TV鑑賞 | 23:04 | comments(4) | - | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ONCE ダブリンの街角で
    ○ONCE ダブリンの街角で(2006)/ONCE/87min
    ○アイルランド/公開(ショウゲート2007.11.03)
    ○ロマンス・音楽
    まるでミュージッシャンのプロモーションビデオのよう。でもなかなかの作品。歌が本物であるからこそ説得力があったし、ストーリーの7割ぐらいが歌だったと思うけど、これがいい歌が多かった。未練たらしく元カノのビデオを見ながら歌をつくるシーンにはゾッとしたけど、もともとロマンチックな歌詞をつくるひとっていうのは内にグッと入り込める人なんでしょう。
    歌のシーンがほとんどなのに、ある意味ミュージカルのような不自然さがなかったのは、歌がストーリーの中でとても自然に使われていたからかもしれない。肝心な言葉をチェコ語で答えたり、バンド仲間という関係を作って、ストレートに愛し合えない二人の関係が複雑に絡まなかったのも、だれもが経験するような甘酸っぱい恋心として共感されてヒットしたんじゃないかと思う。

    主役はアイルランド出身のバンド「ザ・フレイムス」のグレン・ハンサード。ジョン・カーニー監督はもとバンドのベーシストとか。20代半ばかと思っていたチェコ移民の女性は、チェコ出身のマルケタ・イルグロヴァで19歳のシンガーソングライター。

    左の写真は2007年のアカデミー賞で 歌曲賞を受賞した時の写真です。そういえば去年の2月アワードで歌う二人をみたのを記憶してます。DVDを引っ張り出してもう一度そのシーンを見てみようかと思います。それと、今年の、確か1月半ばに日本公演もあるとか。是非行きたいのですが…チケット予約やスケジュール的な関係で無理かな。



    監督: ジョン・カーニー
    脚本: ジョン・カーニー
    出演: グレン・ハンサード 男
       マルケタ・イルグロヴァ 女
       ヒュー・ウォルシュ ティミー ドラマー
       ゲリー・ヘンドリック リード ギタリスト
       アラスター・フォーリー ベーシスト
       ゲオフ・ミノゲ エイモン
       ビル・ホドネット 男の父親
       ダヌシュ・クトレストヴァ 女の母親
       ダレン・ヒーリー ヘロイン中毒者
       マル・ワイト ビル
       マルチェラ・プランケット 昔の彼女
       ニーアル・クリアリー ボブ

    インタビュー記事(cinema factory)
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    | DVD・TV鑑賞 | 22:20 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(0) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    バンテージ・ポイント
    ○バンテージ・ポイント/VANTAGE POINT/2008年アメリカ
    ○サスペンス・アクション[◆◆◆◆◆◇]5/6
    ○2008.3.8/公開(ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント)
    なかなか面白い作品でした。流行の?フラッシュバックの連続によって少しずつ解き明かされる真犯人。スピード感ある映像に、サスペンスとしての効果を増すために大物俳優を分散配置し、意識をそらすテクニック(かな?)。豪華メンバーは、デニス・クエイド、マシュー・フォックス 、フォレスト・ウィッテカー 、シガーニー・ウィーヴァー 、ウィリアム・ハートですから、全員ハリウッド大作の主役をはれる役者たちです。

    テロ撲滅の国際サミットが開催されるスペインのサラマンカで、大統領暗殺計画が実行され、テロ組織、大統領とその側近達、シークレットサービス、そして観衆の視点から8回のフラッシュバックをうまく繋げて事件を追います。LOSTで大ブレイクしたマシュー・フォックスの使い方がなかなかよく、快く期待を裏切ってくれました。どんな映画でも正義感溢れる主役のデニス・クエイド健在。フォレスト・ウィッテカー、ウィリアム・ハートはアメリカ映画らしいキャラクター。映画のつかみはシガーニー・ウィーヴァーと、大物をそろえ、全てのシークエンスに伏線ありと思わせるところは、このスピード感のある流れとフラッシュバックについて行く観客にとっては、集中力が途絶えなくて良かったような気がします。

    映画の見せ方は複雑ですけど構図は単純明快です。テロ組織とシークレットサービスの闘い、犯人側と大統領側の両方の裏切りと信頼。傷心の観客の家族愛のゆくえと、テロを題材にしてますが、まったくのエンタテイメント作品としてなかなか楽しめる作品だと思います。
    監督: ピート・トラヴィス
    脚本: バリー・L・レヴィ
    撮影: アミール・モクリ
    出演: デニス・クエイド(トーマス・バーンズ)
       マシュー・フォックス(ケント・テイラー)
       フォレスト・ウィッテカー(ハワード)
       サイード・タグマウイ(スワレス)
       エドゥアルド・ノリエガ(エンリケ)
       エドガー・ラミレス(ハビエル)
       アイェレット・ゾラー(ベロニカ)
       シガーニー・ウィーヴァー(レックス)
       ウィリアム・ハート(アシュトン大統領)

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    | DVD・TV鑑賞 | 10:40 | comments(0) | trackbacks(0) | |
    DVD・TV鑑賞 | comments(4) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    Life 天国で君に逢えたら
    ○Life 天国で君に逢えたら/2007年日本/118min
    ○公開2007.8.25(東宝)/ドラマ[◆◆◆◆◆◇]5/6

    映画の公開と同時にリリースされたこの映画の主題歌、桑田佳祐の”風の詩を聴かせて”は何度も聴いていましたが、なかなかこの作品をみる機会を得ませんでした。この”Life 天国で君に逢えたら”は、2005年にガンで亡くなった世界的プロ・ウィンドサーファー飯島夏樹さんの実話に基づいて作られた作品です。闘病生活中、うつになったりしますが、最期まで前向きに生き続けた姿を、愛する家族との強い絆を中心に描いています。海の日ということで「ビッグ・ウェンズデー」などとひとくくりでオンエアされたのですが、カテゴリーとしてはあくまでもヒューマン・ドラマなのだと思います。

    飯島夏樹さんは、妻の寛子さんと共に大変な苦労をしながらウィンドサーフィンのワールドカップで世界中を転戦します。しかし、ついにその苦労が実り初優勝すると、それを機にハワイに居を構え4人の子宝にも恵まれますが、長女が10歳になる頃突然病魔に襲われることになります…

    日本で最初にホスピスを開始したことで知られる淀川キリスト教病院ホスピスのガン専門看護師の田村恵子さん。多くのホスピスの患者さんを看てきて、死を覚悟した人は生きることに前向きになる。そして看護師は患者さんの心の奥に必ずあると信じる「希望」を見つけ出す手伝いをすると言っていたのが心に残っています。患者さんを前にして彼女の心に浮かぶのは「心残さず、生ききる」という言葉。

    この映画を見ながらこの田村さんの言葉を思い出していました。きっと死を覚悟してからの飯島夏樹さんは、家族に支えられ、ファンにも支えられ、いたたまれない想いを残しながらも幸せな最後を迎えられたのだと思います。その様子はよく描かれていました。ただ、世の中には家族に恵まれず、いや恵まれたとしても色々な事情で一人で最後を過ごす人も多いものです。 役所広司、今井美樹主演の「象の背中」という作品も最後は家族に支えられて過ごすというものですが、ホスピスの役割が重要視されてきたこの時代。もっと、色んな絆に恵まれた方の作品にも触れたいものです。いずれにしても、”日本人の3人に1人が「がん」で亡くなる時代”、最後は自分らしくありたいものです。

    この映画のエンドクレジットに実際の飯島ご夫妻や家族の写真が出てきますが、映画のシーンと同じ写真を見たときグッと胸にこみ上げるものがありました。ちなみに、個人的な思い入れもあって、私はこの作品を見ながら涙が止まりませんでした。お恥ずかしい(汗)

    オフィシャル・サイト
    飯島夏樹HP
    田村恵子著作
    淀川キリスト教病院

    監 督: 新城毅彦
    原 作: 飯島夏樹『天国で君に逢えたら』『ガンに生かされて』
    脚 本: 斉藤ひろし 吉田智子
    主題歌: 桑田佳祐『風の詩を聴かせて』
    出 演: 大沢たかお 飯島夏樹
        伊東美咲 飯島寛子
        真矢みき 藤堂玲子
        袴田吉彦 篠田
        川島海荷 飯島小夏
        石丸謙二郎 武藤医師
        哀川翔 藤堂完

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