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    鑑賞した映画2008 | comments(4) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ラ・ボエーム
    ○ラ・ボエーム(2008)/LA BOHEME
    ○オーストリア・ドイツ/114min/公開2009.02.14
    ○音楽/ロマンス



    ミュージカル映画「レント」をみたのは3年前2006年のちょうどいまごろでした。N.Y.のイーストビレッジ(1989-1990年)を舞台にした青春劇で、若き芸術家のたまごたちがエイズに冒され夢なかばでこの世をさってしまうという悲劇です。その「レント」のもとになっているのがこのプッチーニの「ラ・ボエーム」。
    家賃を払う金がいない、たまり場はカフェ、ヒロインの名前はミミと、舞台と年代は違ってもプロットはほぼ同じ。ボエームは19世紀半ばのパリ、カルチエラタン(1830-1831年)の若き芸術家たちが主人公です。このボエーム自体にも原作があったようですが(アンリ・ミュルジェの小説「ボヘミアン生活の情景」)ボエーム自体は有名なオペラなので、ご存知のかたが多いと思います。監督のロバート・ドーンヘルムいわく、『アンナ・ネトレプコ(ミミ)と、ローランド・ビリャソン(ロドルフォ)というドリームカップルの記念となる作品をつくりたかった』とのことで、プッチーニ生誕150年とマッチしてこのオペラ映画が製作されたようです。

    残念ながらオペラをウオッチしていないので、アンナ・ネトレプコとローランド・ビリャソンといわれてもピンとこのないのですが、現在のオペラ界では最強の(舞台上の)カップルだそうです。

    完全なオペラ映画ですし、ミュージカルのような踊りもありませんので「オペラ、オーケーです!」という方でないと見るのは辛いと思いますが、この二人とミミの友人ムゼッタ役の二コル・キャベルの歌声は圧巻でした。ロドルフォは詩人ですから畳み掛けるような純愛の言葉が飛び出してきますし、とにかく熱い情熱がずっとほとばしっている作品ですから、恋に落ちる瞬間の「冷たい手を」「私の名はミミ」というアリアが際立つ感じではないのですが、熱い二人の歌にちょっと毛色の違うムゼッタのアリア「私が街をあるけば」が出てきたときはちょっと一息つける感じで印象深かったです。

    プッチーニに最初に出会ったのは『トゥーランドット』と『蝶々夫人』ですが、悲劇のヒロインが多いですね。ちなみにこのボエームはプッチーニ本人の若き貧乏芸術家時代も重ねられてるとか。作品にまつわるいろいろな話を知ってくるといろんな楽しみ方ができそうですが、100年以上も親しまれているボエーム、やはり物語の普遍性がポイントなんでしょう。

    監督: ロバート・ドーンヘルム
    原作: アンリ・ミュルジェール
    撮影: ウォルター・キンドラー
    音楽: ジャコモ・プッチーニ
    出演: アンナ・ネトレプコ ミミ
       ローランド・ビリャソン ロドルフォ
       ニコル・キャベル ムゼッタ
       ジョージ・フォン・ベルゲン マルチェッロ(画家)
       イオアン・ホーランダー アルチンドーロ(枢密顧問官)

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    | 鑑賞した映画2008 | 17:07 | comments(4) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(8) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    地球が静止する日
    ○地球が静止する日(2008)/THE DAY THE EARTH STOOD STILL
    ○106min/アメリカ/公開FOX2008.12.19
    ○SF・ドラマ
    ハリウッドは相当ネタに困ってるのか? と 思わず辛口になってしまうのもしかたない。CGの技術としては頑張ってるようでも、やはり1951年のSFを題材にするのは無理があると思う。当時実現できなかった映像技術が実現するからといって、その作品が面白くなるとは限らない。この系統のSFはその時代を映した映画でなければならないし、SFの中でも時代の旬さがないと成立しないジャンルだといったら言い過ぎかもしれないけど、これが率直な感想。

    先行侵入した宇宙人が地球人を観察していて、その結果をみて地球上から人間を排除すべく活動を開始するわけだが、そのアイディア自体今では珍しいものではない。コミックを映画化したファンタスティック・フォーのシルバーサーファーが地球人の資質に心を打たれて自分を犠牲にして地球を救ったり、アニメを実写化したトランスフォーマーの金属生命体が地球人も捨てたもんじゃないと地球人を見直すなんていうスーパーヒーローの形を借りた人間賛歌と変わりない。

    善意に解釈して、環境問題を強迫観念でもって気分で盛り上げようという意図があるのならば、この方法はちょっと危ないやり方のような気がする。やるのならデイ・アフター・トゥモロー(THE DAY AFTER TOMORROW 2004)のような海流の変動が気候変動を招くといった題材にするとか、レッド プラネット(RED PLANET 2000)で地球外に開拓地を築くなど現在の人類には途方もない夢であることを示すとか、漠然とした気象危機や気球外生存の難しさを具体的に示してくれるような映画がじゃないと本当の意味での切迫感がない。


    3ヶ月ぶりに記事を書きました。このブランクの間に思いも寄らない人生の節目がやってきたともので…試練とはこういうものかなどと思ったり(汗)ほんと人生はドラマのよう!
    自分のブログもいつもおじゃましてるブログにもまったくアクセスできない状態でした。状況はあまり変わってないのですが、マイペースで書いて行きますのでよろしくです。


    監督: スコット・デリクソン
    出演: キアヌ・リーヴス クラトゥ
    ジェニファー・コネリー ヘレン
    ジェイデン・スミス ジェイコブ
    キャシー・ベイツ 国防長官
    オフィシャル・サイト
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    | 鑑賞した映画2008 | 02:17 | comments(8) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(4) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ウォンテッド
    ○ウォンテッド/WANTED/2008年アメリカ
    ○アクション・サスペンス[◆◆◆◆◆◇]5/6
    ○2008.09.20公開(東宝東和)/映倫 R-15
    とにかくアクション映画を楽しみたい! ハチャメチャでもエキサイトできるものがいい! と思うなら及第点の映画。最近ハードな日々を送ってる自分にはちょうど良い息抜き映画なのかな?

    ただ、やってることは人間をリセットするような体力回復、お構いなしに一般人を巻き込む遠慮の無さ、「そんなー」という弾道を描く弾丸、いくらなんでもそんなんありですか?というようなこじつけ暗号伝達手段などなど、かなり漫画ちっくではあります。取り合えずどんでん返しのストーリーはあるものの、ネズミ君なら許されるの?あの戦法?という、これまた生理的に違和感を感じながらも最後まで見てしまう。

    主役は 潜在的能力を引き出され、亡き父の敵を討つべく暗殺マシーンへと改造されるジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー・ギブソン)、「ナルニア…」のタムナスさんであり「ラストキング・オブ・スコットランド」のアミンの側近になる青年医師をやってました。その暗殺マシーンを教育するのがアンジー(フォックス役)。なんにでも出すぎじゃないの?のモーガン・フリーマン(スローン)、まだまだ魅力的な名優テレンス・スタンプ

    あのロシアのダーク・ファンタジー、「ナイト・ウォッチ」を監督したティムール・ベクマンベトフの作品で、カーチェイス、列車の脱線・落下、銃の弾道とある意味独特な映像で楽しませてくれましたが、ハリウッドテイストに傾きすぎた感じは否めなかったですね。R-15なのはかなり ”えぐい”からでしょう。あれ?まずまずといいながらちょっとネガティブな感想かな(笑)

    監督:ティムール・ベクマンベトフ
    出演:アンジェリーナ・ジョリー(フォックス)
       ジェームズ・マカヴォイ(ウェスリー・ギブソン)
       モーガン・フリーマン(スローン)
       テレンス・スタンプ (ペクワースキー)

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    | 鑑賞した映画2008 | 02:38 | comments(4) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(2) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    20世紀少年
    ○20世紀少年
    ○2008日本/2008.8.30公開(東宝)
    ○SF/ドラマ/サスペンス[◆◆◆◇◇◇]3/6
    原作は、『YAWARA!』でおなじみ浦沢直樹の『20世紀少年』。世紀末の1999年にビッグコミックスピリッツで連載が開始された作品です。昭和34年(1959年)に生まれた少年達が、平成9年(1997年)に同窓会で再会。少年時代に遊んだ草むらの秘密基地で作ったシンボルと同じシンボルを掲げ活動するカルト集団が存在することが話題になりますが、その後そのカルト集団に友人が殺され、こども時代に秘密基地で作った「よげんの書」通りに行われるテロに驚くと共に、自身にも危険が及ぶことになります。そして、自分達がカルト集団と闘わなければいけないという使命感に動かされ、かつての秘密基地のメンバーが彼らと闘うべく立ち上がるといった作品です。

    昭和35年(1960年)生まれの原作者。彼が少年だったころ思い描いていた未来図を作品化したものなのでしょう。雑草で作った秘密基地、ウルトラマンのポーズや平凡パンチ、アポロ11号、大阪万博と、彼が少年時代の70年からまりの時代の出来事が色々出てきます。私は原作を読んでいないので、この作品の面白さを堪能できないのかもしれませんが、当時の少年が描いた未来の様子をそのまま現代にもちこんでいるので、2008年という現在からみるとプロットが陳腐化してしまっていることは否めません。今回は第1話ということですが、次のステージがあるにしても一応単発の作品としての盛り上がりはつけていました。

    今、昭和がブームとのことですが、自分がこどもの頃に想像していた未来はとても明るいものでした。高度成長の裏側も知らずに、その猛スピードの成長に乗って科学がなにもかも解決してくれるといった夢に溢れていた記憶があります。いつの頃からかそんなバラ色の夢は消えてしまいましたけど(笑)。とにかく、この作品は実写化するよりはアニメのほうが生きてくる作品なのかもしれないと勝手に思っています。現代社会の病んでる部分の要素をうまく取り入れてはいますが、あくまでもパラレルワールドとして、もしくは少年の心の世界の延長として描いてくれたほうが受け入れられたと思うからです。

    監督: 堤幸彦
    原作: 浦沢直樹
    主題歌: T・レックス 「20th Century Boy」
    出演: 唐沢寿明 ケンヂ
       豊川悦司 オッチョ
       常盤貴子 ユキジ
        香川照之 ヨシツネ
        石塚英彦 マルオ
        宇梶剛士 モンちゃん
       宮迫博之 ケロヨン
       生瀬勝久 ドンキー
        小日向文世 ヤマネ
       佐々木蔵之介 フクベエ
       石橋蓮司 万丈目胤舟
       中村嘉葎雄 神様
        黒木瞳 キリコ

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    | 鑑賞した映画2008 | 23:44 | comments(2) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(0) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    スカイ・クロラ
    ○スカイ・クロラ/The Sky Crawlers/2008年・日本
    ○121min/2008.8.2公開(ワーナー)
    ○SF/アクション/アニメ[◆◆◆◆◇◇]4/6
    戦争の悲劇があるからこそ平和がきわだつ。戦争での悲惨な現実を目の当たりにすれば、より平和を希求するのは確かなようで、人には絶対的な感情を持つ能力が不足しているのか、潜在的に忘却することが本能なのか、リアルに刺激を受けないとリアルな感情が実感できないという、なんともつかのまの感情に左右される存在のようです。

    この映画は、世界的な平和が訪れたある時代、人々の心を安定させるために自分自身が平和な世界にいるんだと言う事を実感させるための手段として、企業が戦争を請け負い、常に戦争を行っているという世界での出来事を描いたものです。もちろん、人々の心を安定させるために戦争をするわけですから、戦闘員は普通の人々であるはずはなく、その彼らが何者ななのかを彼ら自身の苦悩を通して描いてゆく作品です。

    原作も読んでないし映画を観ただけの感想なのですが、この戦争で実際に戦っているのは”キルドレ”という”こども”。ただ、”こども”と言っても、タバコは吸うし街に出て娼婦も買う、自分の子供もいるという感じで、いわゆる本来の子供ではありません。どんな”こども”かと言ってしまうとネタバレになってしまうので言えませんが、原作があるとはいえ、押井守監督らしい『肉体と精神と魂』をテーマにした作品です。

    今回は、あくまでも”静”な作品で、その静かさの中で”こども”達の心の動きを追いながら”こども=キルドレ”が何者なのかを観客に考え悟らせるヒントを出して行くという、エンタテイメントからは距離を置いた作品になっています。ただ、”静”の部分の観念的な世界と対照的に、”動”の部分は、太平洋戦争の空中戦の映像をほうふつとさせるような戦闘機と戦闘シーンはかなり実写的なCG処理をして彼らのリアルな現実を際立たせる効果大です。

    押井守監督は「GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊」で電脳世界を通して『肉体と精神と魂』を具体的な映像で具現化して表現していました。当時は肉体の発展系はサーボーグに、精神は進化したコンピュータに見立て、その二つと魂の関係論を展開していましたが、今回は肉体と精神は機械ではなく”特別な生身”、それと魂の関係性を描いています。ですから当然”静”的な表現となるのでしょう。作品中には映画の中の世界のバックボーンは全く語られていませんが、ある意味「攻殻機動隊」などよりもそら恐ろしい世界が潜んでいます。観客は、戦闘員であるキルドレの細かな所作をなぜこんなに描写するのかといぶかり、少し退屈な感覚に陥るかもしれませんが、これにはこの世界の裏側を推理させる重要なファクターが隠されています。

    人間が人間を道具にするという、ある意味古くて新しい題材を使って描いていますが、娼婦や整備工以外の一般人や軍(正確には企業ですが)の上層部は、選民意識の裏側にある無意識に近い差別感覚を持っているようにも思われ、この感覚を描く場所としてヨーロッパという場所を設定したのであれば、かなりシニカルな作品であり、ヴェネチア国際映画祭での評価がどうなるのか興味があります。
    まあ裏にはしっかりとした世界観が存在するとしても、映像上具体的には描かれていないので、色んな解釈が可能な作品ではあります。私の好み度が6分の4なのは、”こども”たちの真の姿がそれほど意外ではなかったからかもしれません。逆に言えば、押井守監督が扱ってきたようなテーマの扱い方がかなり世の中に浸透してきた結果かもしれませんけどね。
    監督: 押井守
    原作: 森博嗣
    主題歌: 絢香 『今夜も星に抱かれて…』
    声の出演: 菊地凛子 草薙水素/加瀬亮 函南優一/栗山千明 三ツ矢碧/ 谷原章介 土岐野尚文

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    | 鑑賞した映画2008 | 22:19 | comments(0) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(11) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ぼくの大切なともだち
    ○ぼくの大切なともだち(2006)/MON MEILLEUR AMI、MY BEST FRIEND
    ○2006フランス/96min/公開2008.06.14(ワイズポリシー)
    ○コメディ/[◆◆◆◆◇◇]4/6
    イントロダクション(allcinema引用)
     美術商のフランソワは、自分の誕生パーティの席で思いがけない事実を突きつけられる。出席者が口を揃えて、フランソワには親友がいないと断言したのだ。反発するフランソワはビジネスパートナーであるカトリーヌの挑発に乗って、10日以内に親友を連れてくるという賭けをしてしまう。もし出来なければ、20万ユーロで落札したばかりの大切な古代ギリシャの壷を手放す事態に。さっそく自分が親友だと思っていた人たちを訪ねて回るフランソワだったが、自己中心的な性格が災いして結局誰からも相手にされずじまい。途方に暮れるフランソワは、ふとしたきっかけで出会ったタクシー運転手のブリュノにどうすれば友達が作れるのか教えを請うのだったが…。


    ハートウォーミィであるけども、ルコント監督作品にしては余韻が少ない作品かもしれません。「親密すぎるうちあけ話」が良すぎたせいでしょうか、それとも肩の凝らないコメディにこだわったせいでしょうか。

    ブリュノ(ダニー・ブーン)の心理はよく描かれていましたが、フランソワ役のダニエル・オートゥイユ「あるいは裏切りという名の犬 (2004)」のハードボイルドのイメージが強烈だったせいか、表情に乏しいせいか、どうしてもコメディに向いてないような気がしてしまった(笑)。そして、コメディだからこそリアリティが欲しいのですが、友達作りの指南をしてるとは言え、知り合ってそんなに時間が経っていない他人のためにあれほどの事をするのかという違和感もありました。

    画商経営のパートナーや娘との緊張感ある関係をもっと突っ込んで描いていると、親友としての二人の関係が際立つような気がしたんですけどねー。うーん、クイズ王を目指すブリュノという設定とあのクライマックスシーンは良くありそうなシーンだし、ルコント監督らしくないなぁ(笑)

    ルコント監督は、やっぱり男女の微妙な関係を描かせたらすばらしい作品をつくるようなタイプなんでしょうか。「列車に乗った男 (2002)」は別として、「ハーフ・ア・チャンス(1998)」も若い女性が間にはいるも、基本的にはアランドロンとジャン=ポール・ベルモンド共演という話題作でしたが、なんか二人が上手く絡んでなかったなぁ。

    この作品は、わりとどこにでもありそうな作品になってしまいました。独特のカメラワークにもあまりこだわってなかったようですし、ちょっと残念。BGMのエスニックな感じの曲はルコント色がでていましたけどね。ただ、監督どうのこうのという視点でなく、単純にコメディ作品としてみるならそこそこ笑える作品なんだと思います。監督への期待感でしょうか、朝一番の回にもかかわらず会場前に80人ほど並んでいましたよ。

    監督: パトリス・ルコント
    原案: オリヴィエ・ダザ
    脚本: パトリス・ルコント、 ジェローム・トネール
    音楽: グザヴィエ・ドゥメルリアック
    出演: ダニエル・オートゥイユ フランソワ
       ダニー・ブーン ブリュノ
       ジュリー・ガイエ カトリーヌ
       ジュリー・デュラン
       ジャック・マトゥー
       マリー・ピレ
       エリザベート・ブールジーヌ
       アンリ・ガルサン
       ジャック・スピエセル
       フィリップ・デュ・ジャネラン

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    | 鑑賞した映画2008 | 16:36 | comments(11) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(8) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ザ・マジックアワー
    ○ザ・マジックアワー/The Magic Hour/2008日本
    ○コメディ/136min/2008.06.07公開(東宝)
     
    イントロダクション【allcinema引用】
    港町・守加護(すかご)。街を牛耳るギャングのボス・天塩の愛人・マリに手を出してしまった手下のホテル支配人・備後。はたして天塩に捕まり絶体絶命となる。助かる唯一の条件として天塩が示したのは、5日以内に幻の殺し屋“デラ富樫”を連れてくること。条件を飲んだ備後だったが、そう簡単にデラが見つかるわけもなく、最後の非常手段としてニセモノを用意することに。そこで備後は、映画監督になりすまして無名の俳優・村田大樹を雇うと、映画の撮影と称して彼に殺し屋“デラ富樫”を演じさせ、天塩の前に差し出すのだったが…。

    いや〜、久しぶりに映画館で笑いました。舞台の街の名は守加護(すかご)、きっとシカゴをもじった(笑)のだとおもいますが、ここで繰り広げられるギャングとそのボスの女に手をだしてしまったホテルの支配人たちが繰り広げる喜劇です。 『ザ・有頂天ホテル』に続き三谷幸喜作品としては、またまたホテルの支配人が主役ですが、今回はホテルの内部の出来事ではなく、ギャング対ホテルの従業員という構図になりました。

    彼らのいざこざに巻き込まれる佐藤浩市のコメディアンぶりはなかなかのもので、かなり吹っ切って演技してたのが良かったのでしょうね。ペーパーナイフのくだりは最高に受けたし、三谷さん好みの映画人タイプなのかな?売れないけど現場の人たちには愛されている気の良いキャラを上手く演じていました。

    まあ、売れない役者が切羽詰ってこの映画にかけようと意気込んでいたとはいえ、このシュチュエーションを映画撮影と思い込むほど鈍感な人はいないと思いますが(笑)、日本人のギャング(ヤクザではないらしい)の世界に巻き込まれたという設定もかなり現実ばなれしていますが、だからこそなぜか安心してみていられる喜劇の良さというんでしょうか、映画のセットのような架空の街、映画のキャラクターのような役の設定にあわせた巧妙なキャスティングはさすが三谷作品という感じです。

    悪役のヤクザ側に西田敏行(天塩)・寺島進(黒川)・香川照之(江洞)、西田敏行の女深津絵里(高千穂マリ)に翻弄されるホテル支配人妻夫木聡(備後)側に、戸田恵子(マダム蘭子)・伊吹吾郎(鹿間)を揃え、売れない役者組み佐藤浩市(村田大樹)と小日向文世(長谷川)というキャスティングもなかなかのもの。

    そして、もうひとつの見所は、映画の中の映画の世界(もちろん有名作品をもじった架空の作品ですが)。佐藤浩市(村田)が映画の世界にはいるきっかけになった作品『暗黒街の用心棒』や、彼がチョイ役で出演する(しようとした?)撮影所現場『黒い101人の女』、『映画「実録・無法地帯」』でも三谷作品の常連や彼の舞台には欠かせないメンバーが出演しているという贅沢なつくりになっています。

    佐藤浩市(村田)がセメントで足を固められて、これが映画ではないとわかってからの終盤戦からラストシーンまでは、まあ、三谷作品らしいといえばそれまでなんですが、ちょっとベタな感じで、最後はハチャメチャな終わり方でしたが、おしなべて言えばなかなか面白い作品でしたよ。
    オフィシャル・サイト
    監督: 三谷幸喜
    脚本: 三谷幸喜
    出演: 佐藤浩市 村田大樹
       妻夫木聡 備後登
       深津絵里 高千穂マリ
       綾瀬はるか 鹿間夏子
       西田敏行 天塩幸之助
        小日向文世 長谷川謙十郎
       寺島進 黒川裕美
       戸田恵子 マダム蘭子
       伊吹吾郎 鹿間隆
       香川照之 江洞潤
    JUGEMテーマ:映画


    | 鑑賞した映画2008 | 22:08 | comments(8) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(12) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    靖国 YASUKUNI
    ○靖国 YASUKUNI/2007年/日本・中国
    ○123min/公開2008.5.3ナインエンタテインメント
    ○ドキュメンタリー[◆◆◆◇◇◇]3/6
    イントロダクション:日本の近代を歴史的に語る上で、左右いずれの立場にとっても象徴的な存在となっている“靖国神社”。そんな日本人にとってもセンシティブなテーマである靖国を、日本在住19年の中国人監督、李纓(リ・イン)が10年にわたって取材した渾身のドキュメンタリー。靖国神社を巡る知られざる歴史や、現在の靖国神社をとりまく様々な立場の人々の姿を、真摯かつニュートラルな眼差しでスケッチしていく[引用allcinema解説]

    公式ページには絶賛する著名人の言葉が多いのですが、きっと今までのタブーを破ったという意味で専門家受けしたのかもしれません。しかし、期待度が大きかったから言うのですが、個人的にはドキュメンタリー作品としてみた場合、凡庸なものに思えたのというのが正直な感想です。

    参拝者の様子を淡々と描くシーン。何かを読み取って欲しくて間を大切にしたのでしょうが、意図に反して退屈な長まわしになってしまったシーン。そして、なんといっても監督が何を言いたいのか見えなかったのが要因だと思います。
    僧侶でありながら戦地に赴かなければならなかった方の遺族、台湾で強制的に日本軍にくみされ参戦させられた方の遺族が合祀の取り下げを求めているようすや、心のうちを語るインタビューには心を打たれましたが、解説なしの最後の昭和天皇の靖国参拝等のシーンなどは日本人にしか意図を汲み取れないのでは?というものでした。10年をかけたという割には終戦記念日(8月15日)の模様が中心で深く掘り下げた取材があるわけではなく、フラットに描写するというのもありなのかもしれませんが、小泉元首相、石原都知事の靖国に対する発言も含めて、ニュース報道みたいになってしまったきらいがあります。

    靖国神社自身は、御神体は”神剣と神鏡”と明言していますが、この映画では”日本刀”であるかのように表現しているのはどうしてなのでしょうか(隠された真実ならスクープでしょうが)。確かに、「真剣」「剣道」といったように文字の上では刀に関する言葉に剣という漢字を用いてますが、私の感覚では刀と剣は全く違っていて、(もしかしたら、自身の固定観念なのかもしれませんが…)刀は武士のもの、剣は神の象徴であるという認識で、妙にひっかかりました。この作品の時間軸を構成するのは”靖国刀”を刀鍛冶が鍛錬してゆくシーンですが、御神体を日本刀と明言し、安直に武士道を誇張しているように見受けられたからかもしれません。明治2年の東京招魂社(明治12年に靖国神社と改称)としての発足時点から、いわゆる”お国のためになくなった”「英霊」が御祭主であるという特殊性と国策がどう結びついていったのかなどをきちんと伝える必要があったのではないでしょうか。あまりこだわっても仕方ないのかもしれませんが、全世界に発信される作品ならなおさらのこと、終戦記念日に起こっていることをフラットに描いたと同じように、御神体についてもフラットに描いて欲しかったと思います。

    かなり辛口な感想を書きましたが、できれば皆さんにみて欲しい映画だと思っています。というのは、靖国の問題は、世代やとりまく環境によってまったく違った意識で捉えてると思いますし、ひとによってこの作品で描かれてる内容の捉え方が全く違う可能性があるからです。

    靖国神社や神道に関する知識は多少持っていましたが、国のために国民が何ができるかというよりも、国民のために国が何をできるのかという時代に育った私にとって、靖国神社をはじめとした護国神社は遠い存在でした。たまたまですが、終戦記念日(8月15日)に靖国神社近くに行ったことがあります。境内だけでなく、その周辺地域全体に渡ってかなり騒々しくなり、桜の季節、お隣の千鳥ガ淵を訪れた時に立ち寄って感じた和やかな雰囲気とは全く別世界です。まあそれはともかく、この映画の是非は別としても、このことについてもう少し深く学び理解することが必要だと認識する機会を与えてくれたのは確かです。

    監督: 李纓(リ・イン)
    撮影: 堀田泰寛 李纓
    編集: 大重裕二 李纓
    助監督: 中村高寛

    オフィシャル・サイト
    JUGEMテーマ:映画


    | 鑑賞した映画2008 | 14:55 | comments(12) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(8) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    ジェイン・オースティンの読書会
    ○ジェイン・オースティンの読書会/THE JANE AUSTEN BOOK CLUB
    ○2007アメリカ/105min/ドラマ・ロマンス・コメディ
    ○公開2008.04.12/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
    イントロダクションHPより)
    なぜ、女たちは読書会を開くのか?
    きっかけは、一匹の犬だった。ブリーダーのジョスリン(右上:マリア・ベロ)が、一番愛情を注いでいたプライディが亡くなったのだ。ジョスリンは、恋愛には興味がないと言い放つ独身主義者。葬儀に集まった友人たちは、彼女が悲しむ姿を見て、元気づけたいと考える。そして6回の結婚暦を誇り、今は独り者のバーナデット(左上:キャシー・ベイカー)が、ジェイン・オースティンの読書会を思いついたのだ。「オースティン」は、人生最高の解毒剤だから・・・・。やがて読書会で励ましたい相手がシルヴィア(左下:エイミー・ブレネマン)に変わる。20年以上連れ添った夫のダニエル(右下:ジミー・スミッス)に、突然「他に好きな人ができた」と宣言されたのだ。

    ジェイン・オースティンは、映画化された「プライドと偏見」(原作「高慢と偏見」、この映画中では「自負と偏見」)を見たぐらいで、ここに出てくる、「説得」「エマ」「マンスフィールドパーク」「自負と偏見」「分別と多感」「ノーサンガーアビー」は、読んでないので、肝心の読書会について語り合ってるシーンは飲み込めない部分があったのがちょっと残念(原作を読んでみたくなりましたが…)。

    読書会という会合自体は面白そう。ただのパーティや会合では雑談やうわさ話、ゴシップで終わってしまいそうですが、好きなものどうしが担当の作品を決めて月に1回気楽に話し合うっていうのは意外と面白いかもしれません(映画会でもやってみようかな 笑)。

    ともあれ、ジェイン・オースティン(1775年 - 1817年)は、イギリスの古典文学作家のひとりとして高く評価されてるだけあって、メンバーの解釈もさまざま。作品の中では、メンバー各々に降りかかる恋愛や夫婦間の問題を、オースティンの6つの長編小説というフィルターをとおしてみせてくれるところがミソですが、アメリカらしいコメディ、そしてハッピーエンドな終わり方は、まさに映画のような世界で、エンタメの世界の範疇に納まっているのは言うまでもありません。これをオースティンの母国イギリス、いやフランスあたりで作ったらリアリティがあって面白さが倍増するかもしれません。ヨーロッパのどこかでリメイクしてほしいぐらいです。

    そういえば、映画の中でプルーディー(右2:エミリー・ブラント)が、オースティンは結婚までのことしか書いていないと言ってました。結婚に至るまでの男女関係の紆余曲折が彼女の感心ごとだったのでしょうか(当時の女性としては、だから全て匿名での出版するしかなかったのか?)。オースティン自身、恋愛はしても結婚はしなかったようです。この映画のメンバーも、未婚既婚に関わらず自らの恋心に翻弄されるのですが、恋をしないと生きてきけないひとのサガや、男女の駆け引きを、オースチンの男女の関係論とも言えるような作品に照らされて描かれてゆきます。男女の駆け引きは、古くて新しい永遠のテーマ。彼女の作品には、そのヒントが沢山詰まってるのかもしれませんね。だからこそ広く長く読まれているのでしょう。もしかして…、オースティン自身、生涯恋をするために結婚しなかったのでは?などと思いを馳せてしまいす(笑)

    ところで、なぜか超人気になってしまった「靖国」。当日チケットが完売で、みることができず、「そういえば、お隣でこの映画をやってたっけ 」と思い出して見に行ったのですが、意外とリラックスして楽しめたのがよかったです。
    そうそう、ルコント監督の新作予告編もやってました。彼の新作「ぼくの大切なともだち」は、二人の中年の男の友情を描いた作品だそうで、彼にしてはめずらしくコメディタッチな感じ。男の友情をルコント監督がどんな作品に仕上げてくれているのかたのしみ!


    監督: ロビン・スウィコード
    原作: カレン・ジョイ・ファウラー
    『ジェイン・オースティンの読書会』(白水社刊)
    脚本: ロビン・スウィコード
    音楽監修: バークリー・K・グリグズ
    出演: キャシー・ベイカー バーナデット
    マリア・ベロ ジョスリン
    エミリー・ブラント プルーディー
    エイミー・ブレネマン シルヴィア
    ヒュー・ダンシー グリッグ
    マギー・グレイス アレグラ
    リン・レッドグレーヴ スカイ
    ジミー・スミッツ ダニエル
    マーク・ブルカス ディーン
    ケヴィン・ゼガーズ トレイ
    グウェンドリン・ヨー

    オフィシャル・サイト
    オフィシャル・サイト(英語)
    JUGEMテーマ:映画


    | 鑑賞した映画2008 | 17:47 | comments(8) | trackbacks(0) | |
    鑑賞した映画2008 | comments(8) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    クローバーフィールド/HAKAISHA

    ○クローバーフィールド/HAKAISHA ○CLOVERFIELD/2008アメリカ/85min/映倫 PG-12 ○2008.04.05公開(パラマウント) ○SF/サスペンス/パニック[◆◆◆◆◆◆]6/6 久々の劇場鑑賞映画がヒット!いわゆる通常の映画の撮影手法になれている自分にとって、あくまでも手持ちカメラ1台の撮影という設定と、日常生活のある瞬間から想像を超えたパニックに襲われた人々を、徹底してミクロの視点で描ききったという作り方。これがパニックの感覚と臨場感をかもしだしていて非常によかった。 はっきり言ってマンハッタンを破壊する、いわゆる”HAKAISHA”が何かと言うことは二の次でもOK。傍観者の視点を排除し、情報などほとんどなく逃げ惑い行動をする主人公達の視点に取り付かれてしまう。登場した若手の役者達があまりメジャーじゃないのもリアリティの演出には大きく寄与していたと思う。 ミステリアスな広告の仕方、WEBでの偽情報などで話題になった作品だが、そんな広告の奇抜さに負けてない作りこみだったと思う。言わずもがな、製作のJ・J・エイブラムスはトム・クルーズの「M:i:III」やTVドラマ「LOST」や「エイリアス」で名声を確立し、現在新しい「スタートレック」を製作中の人物、監督のマット・リーヴスをはじめ、脚本・撮影など、いわゆる”エイブラムス組”の作品です。 このクローバーフィールド、続編は別の被害者を通してHAKAISHAの襲うマンハッタンを描くとの事、同じ事象を複数の人物を通して描きながら真相に迫ってゆくあたりは、彼のあのミステリアスな島のサバイバルストーリー「LOST」をもほうふつとさせる。結果よりも過程をたのしませる。しかも、映像の特長を最大限に活かしているところは心憎い。

    監督: マット・リーヴス
    製作: J・J・エイブラムス
        ブライアン・バーク
    製作総指揮: ガイ・リーデル
               シェリル・クラーク
    脚本: ドリュー・ゴダード
    撮影: マイケル・ボンヴィレイン
    プロダクションデザイン: マーティン・ホイスト
    衣装デザイン: エレン・マイロニック
    編集: ケヴィン・スティット
    出演: マイケル・スタール=デヴィッド    マイク・ヴォーゲル
         オデット・ユーストマン    リジー・キャプラン
         ジェシカ・ルーカス    T・J・ミラー
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    | 鑑賞した映画2008 | 20:57 | comments(8) | trackbacks(0) | |