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    鑑賞した映画2007 | comments(16) | trackbacks(0) |author : J.T. | |
    パンズ・ラビリンス
    ○EL LABERINTO DEL FAUNO
    ○PAN'S LABYRINTH
    ○2006メキシコ/スペイン/アメリカ/119min
    ○公開(CKエンタテインメント) 2007/10/06・映倫 PG-12
    ○ジャンル ファンタジー/ドラマ/ホラー[◆◆◆◆◇◇]4/6
    スペイン内戦の最中、ヒロインのオフェリア(イバナ・バケロ)の母は、スペインのフランコ政権下のビダル大尉の後妻として彼の元へ嫁いだ。ファシズムの象徴のような大尉のもとでは、親子とも幸福な生活とはいい難く、追い詰められたオフェリアは逃避の世界とも現実ともつかぬファンタジックな世界へと脚を踏み入れることになる・・・

    ずっしりと重たい。見終わった後そんな気持ちになりました。どちらかと言うと、ギレルモ・デル・トロ監督の美的世界観を楽しみにしてたというのが正直な気持ちでしたが、ファンタジーが主体の作品ではなかったのです。PG-12に指定されるだけあって現実の世界のシーンはリアリティから目をそらさないという執拗さがあって、目を背けたくなるシーンが散見されました。

    ファシズム体制の中では妻や子でさえ体制の道具に過ぎないのだとでも叫んでいるギレルモ監督の姿が目に浮かぶよう。オフェリアのように希望を閉ざされてしまい、閉塞感の中にあった少女に門戸を開くパンズ・ラビリンス。地下帝国のプリンセスとなるべく準備された三つ目の試練には、反フランコ政権のイデオロギー的な色合いを感じたのは私だけではないと思います。

    ところで、肝心のパン(牧神)は、映画の中でパン自身が語っていたように、”宇宙(or自然?)そのもの”とでも言うべきギリシャ神話の神の一種のようです。ヨーロッパ文化の中にいれば、その存在がどんな位置づけにあるのか直感的にわかるのでしょうが…、ギレルモ監督のパンは半獣神を通り越して”全”獣神とでも言うべき奇怪な姿をしており、不気味ではあるもののそのデザイン性は注目に値するのではないでしょうか。

    決して面白くないわけではないのですが、欲を言えばもっともっと迷宮で楽しませて欲しかったなとも思うんです。きっと自身が監督した、スペイン内戦の悲劇「デビルズ・バックボーン」の流れの作品なのでしょうね。
    監督: ギレルモ・デル・トロ
    脚本: ギレルモ・デル・トロ
    撮影: ギレルモ・ナヴァロ
    衣装デザイン: ララ・ウエテ
    音楽: ハビエル・ナバレテ
    出演: イバナ・バケロ オフェリア
    セルジ・ロペス ビダル
    マリベル・ベルドゥ メルセデス
    | 鑑賞した映画2007 | 00:51 | comments(16) | trackbacks(0) | |
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    コメント
    この作品、私も観た後ものすごーく暗い気持ちでした。オフェリアが逃げ込むファンタジーの世界、実は現実をそのまま伴っている辺りが、逆に全体がリアリズム化して相当ショッキングな仕上がりになってしまったような気がします。とにかく悲しい作品でしたね。今「パン」や「オフェリア」と聞くと、どうもギリシャ神話的なものを感じずにはいられません。
    | claudiacardinale | 2007/10/08 6:46 PM |
    claudiacardinaleさん、こんばんはー
    やっぱり、暗い気持ちになりますよね。お産で苦しんでるお母さんをなんとかしてあげたい。行き場のなくなった私はどうすればいいのか…と、全て現実の世界とリンクしてるところは、やはりこの迷宮がオフェリアの逃避の世界だったのだろうと思うしかなく、切ないですよ。
    おっしゃるように、ギリシャ神話を連想すれば、地下はハデスの支配する死の世界ですからやはりオフェリアの向かった先は…ね。
    | JT | 2007/10/08 11:12 PM |
    JTさん、こんばんは!

    >ずっしりと重たい。

    ですよ〜。余韻の残る作品でもありました。
    現実も幻想の世界も、残酷でまたしつこかったです・・
    オフェリアの大きい悲しげな眼差しが印象的でした。
    なるほど、ギリシャ神話をベースにしてるのか。
    奥が深いです..



    | アイマック | 2007/10/09 12:35 AM |
    アイマックさん、こんばんは。
    オフェリア役のイバナ・バケロさん目が印象的でしたね。重たい作品でしたが、彼女が手に目があるベイルマンに追いかけられたときは結構ハラハラしました…後ろの席の人が、脱出する瞬間に悲鳴を上げてそれに驚きましたが(笑)
    そうそう、パンのメイクアップには惹かれましたー オスカーでメイクアップ賞を獲得したダビド・マルティはずっとギレルモ監督と組んでるらしいのですが「ヘル・ボーイ」でもかなり凝ったメイクアップをしてましたよね。
    | JT | 2007/10/09 1:17 AM |
    確かにイデオロギー的な色合いはいたるところで
    目につきましたよねぇ〜。
    ファンタジーでありながらも、
    鑑賞後はそういった部分への余韻が強いように感じました。
    | miyu | 2007/10/14 10:26 PM |
    miyuさん、こんばんはー
    現実の世界がリアリティがあるだけに、少女の逃避という色合いがとっても強く思えました。テリー・ギリアムのローズ・イン・タイドランドもそうでしたが、極限まで追い詰められると人間ってあんな感じになるのでしょうね。
    | JT | 2007/10/14 11:31 PM |
    コメントありがとうです♪今後ともよろしくです!!

    彼女の幻想が辛い現実と奇妙に重なってるところや
    彼女が試練の上行こうとする世界が地底の王国で
    あることが意味深で心を揺さぶられてしまいました。
    映像も内容も・・心に痛い作品でした〜(泣)

    | くろねこ | 2007/10/18 8:14 PM |
    くろねこさん、こんにちはー
    こちらこそこれからもヨロシクです。

    地底の王国で優しそうな王と王妃が迎えて
    くれたことが救いでしたー。
    ファンタジックな世界の映像は、
    ユニークでとても良かったと思います。
    印象深かっただけに
    きっと記憶に残る作品になりますよね。
    | JT | 2007/10/20 8:59 AM |
    JTさん
    こんにちは!
    コメントありがとうございました。
    重い作品でしたが、素晴らしい作品(^^♪
    感想が上手く表現出来ず、私の場合レビュー中心の
    記事になりがちです。どの方のブログも、凄い表現力
    で、作品を斬っておられるのが印象的です。
    | mezzotint | 2007/12/07 11:10 AM |
    mezzotint さん、こんにちはー
    重たいながらも、DVDが出たらじっくり見てみたいとも思ってるんです♪。監督は、”少女をここまで追い詰めてしまったスペインの内戦”という視点で作品作りをしてるんだと思うんですが、劇場で見た時は、趣旨も知らずどちらかというとファンタジーを見る気持ちで行ったので、ギャップが大きくてとても重たく感じたのかなーなんて思ってるんですよ。
    そうそう、表現力豊かなブログが多いですよね(自分は力不足だなと思わされてます(^。^;; )
    | JT | 2007/12/08 7:03 AM |
    こちらでも公開してくれたので、やっと見ることができました^^)

    見終わって、なんともどよ〜んとした気持ちを引きずりますね。

    牧神パンの存在をもっと知っているとまた違った見方になるのでしょうか。
    パンさんの顔恐いですが・・・
    小間使いのメルセデスが「パンのことは信じない」といっていましたよね。
    牧神パンって実は悪者?なんて思いながら見ておりましたが、きっとその言葉は最後の試練(弟を抱きかかえていった)に関係していたのかもしれませんね。

    これらの話をもし子供向けの童話にするとしたら、どんな風に甘く書くことになるのかななんて・・・そんなことも考えつつ
    | ぷちてん | 2008/01/07 10:39 PM |
    ぷちてんさん。こんばんはー
    おお!公開されましたか♪
    そうそう、どよ〜んっていう気持ちわかります(^。^;;
    パンって、あまりギリシャ神話の中にも登場しないんですよね。良く知られてるのは、好色でパニックの語源になったことぐらいかな。
    パンの怒った顔は怖かったです。なんか裏がありそうな雰囲気も持ってたし・・・・
    童話には、確かに寂しい結末の作品というか、結構リアリティのある悲しい話ってありますからね。けこう面白いキャラがいましたから、やりようによっては良い童話になるかもです。
    | JT | 2008/01/08 2:11 AM |
    JTさん、こんにちは〜
    連休はいかがでしたか?
    私はやっと激務時期が過ぎ去り、よし観るゾーな毎日が戻って来ました(笑)
    今夜はこの作品をTBさせてください。
    (そう言えばJTさんからの拙宅へのTBはもしかしたら届かないでしょうか? いつもこちらからばかり貼らせて頂いて申し訳ありません。これからもどうぞよろしくお願いします)

    今作のパンはとても信用しかねる怪しいお顔でしたよね。
    やぎ座にとっては他人ではないのですが、今回ばかりは他人でいたい気分です(笑)
    こんなファンタジーもあるのですね〜
    でも忘れられない一作になりました。
    | fizz♪ | 2008/05/08 1:36 AM |
    fizz♪ さん、こんにちはー
    実は、連休というほど休んでないんですよ(泣)
    細切れだったし、都内のパワースポットを巡ってました〜
    トラバ、今は送れますね。よかった。
    こちらからも、ドンドン張らせていただきます!

    パンはゾクゾクってするほど妖しいさと恐ろしさを兼ね備えていました。アハハ、山羊座からまりできましたか(笑)
    それにしても、おっしゃるとおり忘れられない作品になったことは確かです、うん。

    | JT | 2008/05/08 9:39 PM |
    JTさん、こんにちわ。夏の入り口のせいか、昼間が眠くて仕方がありません。先日はTBとコメント有難うございました。JTさんはこの監督がお好きだったのですね。・・・ホラーを避けては、今日の映画は語れずですかね?あのポスターの図柄からして、桑原桑原と遠ざかっていましたが、「デビルズ・バックボーン」なら見ても良いかと、探したら貸し出し中でした。
    | Bianca | 2008/05/18 2:28 PM |
    Biancaさん、こんばんはー
    いやーほんと夏の入口ですね。わたしも、昨日は趣味の日向ぼっこして真っ黒になってしまいました。ちょっと曇ってるぐらいのほうが紫外線が強いそうですが、油断して日焼け止めを忘れてしまって、ちょっとヒリヒリしてます(笑)
    ところで、ギレルモ監督が好きと言うわけではないんですよ。あの牧神パンや昆虫や妖精のデザインに惹かれたという感じです。エイリアンのデザインをしたH・R・ギーガーのような独特なデザインはなにか他人をひきつけるものがありますからね。
    ホラーは、私苦手なんです。
    でも、好学のために(いやほんとです 笑)、かなりの数は見ていますよ。おかげで最初の3分で3流ホラーを認識できるようになりました(汗)。ただし、ただしです。最近のJホラーものやスプラッターもの含めほとんど見ることはありません、猟奇的なものやグロなもの、身近なものに恐怖を潜ませるといった心理的に研究された作品に心をもてあそばれるよりも、他に見たいものが沢山ありますからねー
    | JT | 2008/05/18 10:20 PM |
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